トンガ諸島のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山で噴火 ～ 津波が発生しました

2022年1月16日2022年1月20日

南太平洋にあるトンガ諸島で、2022年1月15日13時頃 、海底火山が噴火しました。噴火したのは「フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山」です。火山の大部分は海面下にあり、大規模な噴火によって津波が発生しました。

日本でも、1月15日深夜から16日未明にかけて津波が観測されています。その津波の高さは1m前後で、被害はほぼないようです小型船の転覆や、養殖いかだが流されるなどの被害が出ています。

ところで、トンガ王国とフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山のある場所が見当も付きません(申し訳ないです)。そこで、地図アプリケーション「日本周遊マップ」で探してみました。

南太平洋にあるトンガ王国は、オーストラリアやニュージーランドの東海上にあります。丸で示した辺りにあるのですが、まだ何もありません。

拡大すると、ようやくトンガ王国の領域が表示されます。しかし、まだ国名は表示されていません。

バヌアツやフィジーなどの、おなじみの国名は表示されています。トンガ王国は、これらよりも小さな国のようです。

さらに拡大すると、フィジーの東側にトンガ王国の名称が表示されました。いくつかの島々で構成される国のようです。(170を超える島々で構成されています)

トンガの国名が表示されているトンガタプ島を中心に拡大すると、北側にハアパイの文字が表示されました。 フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山は近いようです。

周辺を見てみると、丸で示した島に火山のマークがありました。拡大してみると

フンガ・トンガ山と表記されています。この辺りがフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山のようです。

フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の山頂部は大きなカルデラになっていて、そのカルデラ壁の一部が上図にあるフンガ・トンガ山ということです。⇒今回の噴火で、陸地の殆どが消滅したようです。

今回の噴火は、近年の海底噴火でも最大規模だそうです。日本でも福徳岡ノ場が大噴火して軽石被害が今も続いています。海底火山の噴火が恐ろしいものであることを、今一度考える必要があります。

今後何かありましたら、追記していこうと思います。

■2022年1月18日
　当初、トンガ本国での人的被害はないとの憶測がありましたが、現時点で二人の死者が出ているそうです。他にも英国女性の死亡が確認されていますが、この二人に含まれているのかは分かりません。⇒英国女性は含まれておらず、現在3人の死亡が確認されています。

■2022年1月20日
　日本政府は、トンガに輸送機と輸送艦を送ることを決定しました。津波の高さは最大15mあったなど、思ったよりも大きい被害が出ていると思われます。