ニューグレン 初号機が打ち上げ

出典:Free Malaysia Today

ブルーオリジン社の新型大型ロケット、「ニューグレン」が、2024年1月16日にケープカナベラル宇宙軍施設のLC36発射台から打ち上げられました。打ち上げまでの経緯は、下記に用意しています。

ニューグレンは、スペースX社のファルコン9と同様に、一段目が垂直着陸する再利用型ロケットです。燃料は、一段目がメタンガス、二段目が液体水素を利用します。基本は二段ロケットとして運用されるようですが、三段目も用意できるそうです。

大きさは全長82m(2段運用時)で、スターシップには及びませんが、静止軌道に13tもの衛星を打ち上げる能力があり、今後が期待されています。
※今回の打ち上げでは、全長98mです。


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OpenStreetMapでも表示してみました。しかしながら、ケネディ宇宙センターとケープカナベラル宇宙軍施設の規模がとても大きいですね。ニューグレンもうまくいくようになると、ロケット開発は民間会社が中心となりそうです。今後、ロケットラボのニューロトンロケットも登場してきます。日本の宇宙開発も、なんとか踏ん張って欲しいところです。

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初号機

2024年1月13日15時(日本時間)が打ち上げ時刻でしたが、細かく延期が行われて待たされました。結局、リアルタイムで見れないことになってしまいました。⇒中止になってしまいました。最初はしょうがないか。

2024年1月16日に打ち上げが再設定されました。これは、スターシップ 7回目の打ち上げと同じ日です(スターシップも延期)。

2024年1月16日15時打ち上げ予定でしたが、打ち上げ前20分にHOLD状態になりました。⇒16時過ぎに打ち上げが行われました。打ち上げ後、順調に飛行して1段と2段の切り離しまでは完璧のように見えました。

しかしながら、1段目が逆噴射するくらいまで高度を下げたところで信号が止まってしまいました。恐らく損失したと思われます。

2段目はその後も飛行を続け、地球周回軌道に乗ったとのことです。これにより、初号機としてはおおむね成功だったと言えそうです。

※最終的な発表があり次第、内容を精査します。