パソコンのメモリ交換 ~ 効果について
前回の投稿では、Windowsパソコンがフリーズして、メモリ交換やWindowsの再インストールを行った内容を書きました。今回は、その中で行ったメモリ交換について、より詳しく書こうと思います。
使ったWindowsパソコンは、CPUがCore i5-6500でSATAのSSDを搭載した旧型機です。そして、搭載するメモリ8GB(4GB×2)のうち1枚が故障してしまい、16GBのメモリに換装しました。その際の体感的な速度について紹介します。
なお、OSはWindows11 proです。
1. 使用するWindowsパソコンに合ったメモリが必要
メモリには、主にデスクトップ用として使われるDIMMと、ノートパソコン用として使われるSODIMMがあります。そして、それぞれに規格や動作周波数などがありますから、使用するWindowsパソコンに合ったメモリを購入する必要があります。
そのメモリの選び方ですが、CPUやストレージ程、性能を左右するパーツではないので、購入した時点と同じ仕様のメモリを購入するのが良いと私は思います。今回のマシンに合ったメモリは、DDR4-2400 (PC4-19200)でした。
ちなみに、今回は8GB×2枚で購入していますが、この方が16GBを1枚の場合よりも高速に動作します。メモリを買う時には考慮してください。
それでは、メモリ換装前と後での動作スピードを体感で紹介します。ベンチマークが良いかなと思いましたが、個人的にベンチマークに気に入ったものがなく、数値で示されても良く分からないので、体感的な内容で紹介します。
2. 4GBでは
メモリ換装前では、故障したDIMMを外して4GBで数日間運用しました。最初は4GBじゃまともに動かないだろうと思っていましたが、Webブラウザやメールなどのソフトウェアが、8GBの時と大差なく動作しました。これは意外でした。開発ツールや動画編集ソフトウェアを使わないのなら、4GBでもそう問題はなさそうな感じでした。
それでも、余裕をもって8GBを用意したいですね。4GBだと、CPU使用率が常に100%近くになりそうです。ちなみに動画編集では、8GBでも足りなくてストレスが溜まります。また、開発系ソフトウェアでも、エミュレーターを動かすのには厳しく感じます。
3. 16GBでは
16GBに換装後は、画面の表示が明らかにきびきびとするようになりました。8GBの時と変わらないだろうと思っていましたが、意外にも早くなりました。しかしながら、8GBの状態でも特に不満がある表示速度ではありません。無理をして換装するレベルではないです。
今回、16GBに期待した点は、動画編集の動作です。今までの動画編集では、重すぎて操作に支障が出ましたし、MP4出力の品質が良くありませんでした。まあ、動画に関してはオマケ程度のものしか作っていないのですが、今年からもう少しマシなものを登録したいと考えています。
動画編集ソフトには、Aviutlを使っています。Aviutlはオンラインソフトですが、それでも動作がとても重くて編集が大変でした。そして、MP4の出力が不安定で、画面や音に乱れることがありました。16GBではどうでしょうか。
編集は、かなり快適になりました。もう少し早く動いて欲しい部分はありますが、編集できないことはありません。これ以上、このマシンに期待するのは酷なので、それ以上を望むのなら新しいWindows機が必要でしょう。MP4出力も早くなり、音飛びも発生していません(音飛びは、YouTubeアップロード時に発生することがある気がするのですが、どうでしょう?)
4.用途に応じてメモリを用意しよう
今回のメモリ換装で感じたことは、Windowsのパフォーマンスにメモリはそれほど影響しないということでした。4GBで動作させたときは思うよりも高速で動作しましたし、16GBになっても動画編集ソフトを使わないのであれば、必要性をあまり感じませんでした。
そして、メモリよりもストレージやCPUが変わることで、パソコンの動作速度がはっきりと変わることを実感しました。今回、メモリを16GBにしましたが、SSDをM.2 SSDにする方が高速になると思います。それは、そのうちやってみたいです。
※高速化にはグラフィックボードの追加もありますが、ゲームをしない私にはそこまではしたくないというのがあります。
今回のメモリの価格は5,000円程度で、一番コストパフォーマンスが良いと思います。そのうち32GBがその程度になったら、32GBの選択も良いでしょう。それでは。