Visual Studio Community 2013 のライセンスが更新できない
私が地図作成に使用している自作アプリケーションJSMAP2(非公開)ですが、Visual Studio 2013 Communityで開発しています。ところが2022年7月のある日、いつも通り起動すると、以下の画面が表示されました。
どうやら、ライセンスが切れたようです。今までも何度か起きたので、更新すれば良いのだろうとリンクをクリックしましたが、「Failed to download a new license」が表示されて更新できません。
ちなみに、Visual Studio Community 2015の方は更新できました。なぜか2013の方がうまくいきません。
1.Visual Studio Community 2013 を使い続けたわけ
確かに、いつかはこうなると思っていました。今はVisual Studio 2022の時代です。ここまで問題がなかった方が奇跡に思えます。Android Studioなら考えられませんね。
どうしてVisual Studio Community 2013を使っていたかというと、JSMAP2がC++/CLIのフォームアプリケーションだからです。Visual Studio Community 2015の時にC++/CLIでフォームを使う場合、追加のインストールが必要だったのですが、どうしてもうまくいかないことから Visual Studio Community 2013をそのまま使っていました。JSMAP2の開発はほとんど終えていたので、無理に新しいバージョンに対応する必要もありませんでした。
しかし、対処する時がやってきたようです。
2.Visual Studio Community 2022 のインストール
解決方法をネットで調べましたが、レジストリをいじったりするなど危険でかつ決定的ではないので、その前にVisual Studio Community 2022に思い切ってバージョンアップしてみることにしました。
指示される通りにインストールします。特に問題なく、Visual Studio Community 2022をインストールできました。起動してみると、以下の画面が表示されました。
「プロジェクトやソリューションを開く」を選び、JSMAP2のプロジェクトを指定します。すると、やはりC++/CLIの環境がインストールされていないようで、追加インストールします。
途中で止まることなく追加インストールが完了しました。そして、プロジェクトが開きました。
Visual Studio Community 2013とは比較にならないほど高機能なIDEが表示されました。使うのが難しいかと思いましたが、基本的な部分は変わっていません。
少しソースを修正して、ビルド&実行します。
JSMAP2が立ち上がりました。こんなに問題なく移行できるとは。Windowsの下位互換性は素晴らしいです。
ただ、高機能になった分、動作が鈍くなりました。これは、私の開発機が最低レベルなせいです。普通なら問題ないはずです。
3.下位互換性って大事だと思います
Windowsのすごいところは、Windows NT/2000時代のアプリケーションが今でも動くところにあります。JSMAP2にしても、もう開発開始から15年くらい経ちますし、エディターで使っているTeraPadも1999年に登場したアプリケーションです(もっと前かな?)。Windowsアプリケーションは、いつまでも色褪せません。
スマートフォンアプリも、そろそろ落ち着いて欲しいです。なんでもスマートフォンでできる必要はないと思うのです。特にカメラ機能は、カメラ専用機に任せて必要最低限で良いと思うのですが、古い人間の発想なんでしょうかね。
とにかく、JSMAP2が引き続き使えるようになりました。本当に助かりました。Microsoftさん、ありがとう。