層雲峡温泉 氷瀑まつり
夏から秋にかけて観光客で賑わう層雲峡温泉ですが、冬は寒く雪が多いために観光客が少ないことが問題になっていました。しかし、冬も観光客を呼ぼうと氷瀑まつりが毎年行われるようになり、冬も観光客が多く訪れるようになりました。
そこで、氷瀑まつりや冬の層雲峡温泉の見どころを紹介します。
1.層雲峡温泉 氷瀑まつりの概要
出典:フォト蔵
層雲峡温泉 氷瀑まつりは、1月の下旬から3月の中旬頃まで行われます。層雲峡の特設会場に、いくつもの氷像が造られてライトアップされ、幻想的な空間が広がります。
そして氷像の中には入ることもできて、そこは鍾乳洞の中のような光景です。さらに「北の氷酒場」というバーも用意されており、上川町の銘酒を楽しめます。またお酒が飲めなくても、酒粕ココアやコーヒー、牛乳などもあるので、体を暖めることができるでしょう。
敷地内には、氷像の数々と氷瀑神社、展望台、イベントステージ、売店、氷のチューブスライダーなど多くの施設が用意されています。また花火大会も行われるので、見どころがたくさんで飽きません。
そして楽しんだ後は、宿に戻って温泉で体を暖めましょう。湯量が豊富な層雲峡温泉のお湯は、透明で弱い硫黄の匂いがあって柔らかく、体の芯まで暖まります。
2024年は、1月27日(土)~3月17日(日)の開催です。
2.黒岳スキー場~自然雪では日本で最も早くオープンするスキー場です
出典:りんゆう観光
層雲峡温泉にはロープウェイがあり、一気に峡谷の上へ行くことができます。そして先にはリフトがあり、黒岳の7合目まで運んでくれます。夏は黒岳への登山で使われますが、冬は日本一早くオープンする(※自然雪)スキー場として使われます。
険しい大雪山の上部にあるスキー場なので広さはないですが、雪質が抜群に良いです。また高地にあるため、ゴールデンウィークまではスキーができます。眺めも北大雪の山々などが抜群に良く見え、冬山登山でないと見れない豪快な景色が広がります。
コース外は崖で危険なので、外れないように注意しましょう。また、夏なら黒岳山頂までは1時間しか掛かりませんが、冬は滑落が心配な急斜面をトラバースして登ることになるので、十分な装備と経験のある登山者以外は登らないようにしましょう。
3.アクセス
層雲峡温泉までは、旭川駅や上川駅からバスが出ています。また、旭川と帯広を結ぶ都市間バスも、三国峠経由が1日1本出ています。
車を使う場合は、道央自動車道から旭川紋別自動車道に入って上川層雲峡インターチェンジで降り、国道39号を進むと層雲峡に着きます。旭川紋別自動車道ができたおかげで、層雲峡はとても近くなりました。
4.秋から冬にかけての層雲峡の自然
「NHK さわやか自然百景」の2019年2月24日放送で、「北海道層雲峡 秋から冬」が放送されました。参考にして行けば、より楽しめるでしょう。放送を見逃した方は、MHKオンデマンドで見ると良いでしょう。
5.まとめ
雪が多くて寒さが厳しい層雲峡温泉で行われる氷瀑まつりは、スケールの大きさが魅力です。寒さ対策が必要ですが、ぜひ、氷の造形のすばらしさを楽しんでください。
また、近くにある名瀑の「流星の滝」や「銀河の滝」は、天然の氷瀑となります。天然の氷瀑も楽しんではいかがでしょうか。