札幌 三角山~大倉山~盤渓ルート [自然歩道]

2018年8月23日

丸山公園から西野方面へ向かうと、市街地に張り出した三角形の山が見えてきます。これが三角山で、藻岩山丸山と同じく市街地に隣接する自然歩道があり、多くのハイカーが訪れています。

三角山は、冬でも利用者が多いという特徴があります。そして、三角山はあくまでも起点であり、大倉山奥三角山、盤渓まで、変化に富んだ自然歩道が続いています。それでは紹介して行きましょう。

1.三角山

三角山

三角山は、標高311mの小山です。登り口は、山の手宮の森にありますが、宮の森は駐車スペースがありません。また、山の手も駐車スペースが狭いです。しかしながら、大多数の人が三角山に登るだけなので、駐車場の回転は速く、待てば駐車できるでしょう。

山頂まで遊歩道が張り巡らされているので、登りと下りを別々のコースにすると楽しめるでしょう。山頂直下で、すべての道が1本に集約されます。山頂からは札幌市街が良く見えて、絶好の展望台になっています。しかしながら、山頂があまり広くないため、多くのハイカーが集まると、やや落ち着かないかもしれません。

登山口から山頂までは45分程度しか掛かりませんから、自然歩道の先へ進みましょう。

2.大倉山

大倉山ジャンプ台

自然歩道は大倉山方面へ続いています。三角山山頂からは、いったん大きく下ります。再び登りになって、小さなコブを越えていく縦走路を歩きます。

しばらく進むと、大倉山ジャンプ台の上に出ます。ここから、大倉山ジャンプ台に行くことができます(競技が行われる日は入れません)。観光客がリフトで上がって来るため、人が多いです。でも、一度はジャンプ台の急斜面を観察してみましょう。怖い印象もありますが、山の絶壁と比べるとそれほど怖くもない気がします。

さらに縦走路を進むと大倉山の山頂があります。そして、少し進むとベンチのある見晴しの良い場所に出ます。この周辺は、お昼ごはんを食べるのにおすすめの場所です。

3.奥三角山

奥三角山
奥三角山からの眺め

縦走路をさらに東へ進むと、大きく下って小別沢トンネルの上に出ます。そして、少し登ってから道は盤渓へ向かいます。

自然歩道は奥三角山の山頂には寄りません。途中から奥三角山への道がありますが、分かりにくいです。それでも、奥三角山はコースの最高点であり、札幌市街の眺めが良いため、行ってみる価値があります。ただし、山頂は狭いので、場所を占有しないようにしましょう。

4.小別沢から

山を降りると、小別沢の集落に出ます。そこからは市街地の道路を山沿いに進んで登山口へ戻ります。体力のある人は、来た道を再び歩くと良いでしょう。

5.三角山の地図/行動ログ

三角山へ登る時の地図ですが、スマートフォン用のYAMAPアプリを使うと良いでしょう。
地図だけでなく、登った時のログも取れますから一石二鳥です。

使い方は、以下の投稿を参考にしてください。

6.三角山のKML形式地図を作ってみた

三角山KML地図

kunimiyasoftのGISアプリ「JSMAP2」でも、三角山の地図を作ってみました。KML形式(圧縮しているのでKMZ)の地図なので、GarminのGPSで使用できます。

三角山の地図 ※クリックでダウンロードされます。

KML形式なので、Google Earthでも表示できます。また、GarminのGPSで使う場合は、以下の記事を参考にしてください。

7.冬がおすすめ!

札幌市街

三角山の自然歩道は、冬でも歩く人が多いため、道が付いています。北海道の冬は長く、登山ができないため体力が衰えてしまいますが、自然歩道を歩くことで体力を維持しましょう。その際は、急な斜面で滑らないよう、ストックと軽アイゼンを持って行きましょう。

8.ヒグマ情報

2024年8月もヒグマが出ていて登山道が一時閉鎖されています。札幌市の情報を確認の上、行くようにしてください。

2022年3月31日に、ヒグマの巣穴を調査した二人が中にいたヒグマに襲われ、けがをしました。一人はクマ撃退スプレーを使いましたが、腕を噛まれるケガを負いました。突然の事態では、クマ撃退スプレーも十分ではないのでしょう。

自然歩道は閉鎖されています。今後の動向を注視しましょう。⇒いなくなりました。