白扇の滝 ~ 漁川流域は滝の宝庫です!

2019年10月1日

「JSMAP2地図」地図アプリ「さっぽろ周辺マップ ライト3」で利用できます。

札幌市の隣町「恵庭市」を流れる「漁川(いざりがわ)」流域には、「白扇の滝(はくせんのたき)」という名瀑があります。そして、白扇の滝周辺にも素晴らしい滝があって、一度に滝見物を楽しめます。

そこで今回は、それぞれの滝をご紹介します。

1.白扇の滝

白扇の滝2

漁川に沿って道道117号線を上流に進み、「えにわ湖」を過ぎて漁川を渡り、支流のラルマナイ川沿いを進むと「白扇の滝」があります。白扇の滝は、幅がとても広く、扇を広げたような優雅な滝です。周辺は「恵庭渓谷」と呼ばれています。

白扇の滝上流部

滝の上部は、滑滝が徐々に急になって最後は落差のある滝になっていく感じです。

白扇の滝3

滝壺はかなり深そうです。こういうナイアガラ系の滝は川の中流部にあることが多く、水が濁っている場合が多いです。例えば、夕張の「千鳥ヶ滝」は、幅が広くて水量も多いですが、水が濁っていることが多くて少し残念です。しかし白扇の滝は、透き通った水できれいです。そのため、ぜひ見ておきたい名瀑と言えるでしょう。

ラルマナイ川は白扇の滝から上流の国道453号線までは穏やかな流れなので、いきなり滝となるのが不思議です。国道453号線から先もラルマナイ川は奥が深く、人がほとんど踏み込まない自然のままのエリアを形成しています。一部の川には、「オショロコマ」が生息してます。

2.ラルマナイの滝

ラルマナイの滝

ラルマナイの滝」は、白扇の滝を少し下った場所にあるラルマナイ川支流に掛かる滝です。道道117号線にある駐車場から滝へ向かう道を進むと橋があり、その下がラルマナイの滝になっています。橋の上流は滑滝が続いており、橋の下流でラルマナイ川本流へ落ちています。本流に落ちる部分を見るには、道道117号線の道路上からになります。

3.三段の滝

三段の滝
出典:Wikimedia Commons

三段の滝」は、ラルマナイの滝を少し下った場所にあるラルマナイ川支流に掛かる滝です。こちらは名前の通り3段で形成されるオーソドックスな滝です。道道117号線に架かる「三段の滝橋」から見ると良いでしょう。また、橋の下に「滝見広場」が用意されているので、こちらからも眺めてみましょう。

三段の滝には駐車場が用意されていないので、ラルマナイの滝にある駐車場に車を止めてから歩きます。通行する車に注意しましょう。

4.モイチャン滝

「掲載できる写真がないので、google画像検索で著作権有りの画像を確認してください」

えにわ湖」に注ぐ、漁川支流のイチャンコッペ川流域も滝が多いです。特にイチャンコッペ川支流のモイチャン川流域には、「モイチャン滝」「屏風の滝」という大きな滝があります。しかし、イチャンコッペ川流域の林道へは、道道117号線から入るゲートが閉鎖されているため歩くしかありません。その道は危険なだけでなく、ヒグマの生息域なため、入らない方が無難です。

でも写真で見ると素晴らしい滝なので、どうしても見たい場合は営林局などに問い合わせて確認してみてはいかがでしょうか。私は行くことがないと思います。

5.札幌から近い白扇の滝は見ておきましょう

ラルマナイの滝2

モイチャン滝は別として、白扇の滝ラルマナイの滝三段滝は、困難を伴わずに見れる良い滝です。そして、一つ山を隔てて北側を流れる厚別川には「アシリベツの滝」があります。これらの滝巡りをして、それぞれの個性を楽しんでみてはいかがでしょうか

道路の整備も良いので、四季折々の滝を見ると良いでしょう。