アシリベツの滝 [日本の滝100選]

2018年8月16日

札幌市内にある滝の代表格「アシリベツの滝」は、滝野すずらん丘陵公園内にあって誰もが楽しめる名瀑です。その日本の滝100選にも選ばれているアシリベツの滝について、ご紹介しましょう。

1.アシリベツの滝の概要

アシリベツの滝は、札幌市街地を流れる厚別川の上流にあり、一帯は国営の滝野すずらん丘陵公園として整備されています。実は、滝は2本で構成されていて、本流にある雄滝と支流である清水沢川にある雌滝の2つでできています。

市街地を流れる穏やかな厚別川に滝があるとは想像できませんが、日本の滝100選にも選ばれるほどの名瀑です。滝の上流は、それほど荒々しいわけでもなく、ちょうどこの周辺が構造的に滝になる条件が整ったようです。そういえば、隣の漁川にも滝が多いですね。

滝野すずらん丘陵公園内にあるので、1年中楽しむことができます。パワースポットとしても有名のようですが、私にはそういう感覚はないので良くわかりません。

2.アシリベツの滝への行き方

地図は「日本周遊マップ」より

滝野すずらん丘陵公園は広大な公園なので、アシリベツの滝へ行く方法が分かりづらいです。公園には駐車場がいくつもありますが、利用に適しているのは「渓流口」の駐車場です。付近の駐車場はすべて有料で、駐車料金を払う必要があります。また、公園の入場料もあるのですが、アシリベツの滝は無料ゾーンにあるので、入場料はかかりません。

渓流口から遊歩道を15分ほど歩くとアシリベツの滝に到着です。滝から少し離れた位置から見ることになり、滝のすぐそばや裏側に行くことはできません。

3.氷瀑が特に有名

アシリベツの滝がここまで有名なのは、冬の氷瀑のすばらしさにあります。各地に氷瀑はありますが、誰でも見に行ける場所は限られています。アシリベツの滝は公園内にあるため、冬でも見に行きやすいことが特徴です。普段は流れる水の量が少ない部分も凍って見えるようになるので、夏よりも滝の規模が大きくなって迫力があります。

4.公園内には他にも滝があります

「鱒見の滝」

滝野すずらん丘陵公園内には、アシリベツの滝の他にも3つの滝があります。それぞれ、鱒見の滝、白帆の滝、不老の滝です。せっかく行くのですから、全部見ると良いでしょう。歩くのは大変という人は、レンタルサイクルを借りると良いでしょう。

5.有料ゾーンも楽しもう

滝野すずらん丘陵公園のメインの施設は、有料ゾーンにあります。「青少年山の家」や「森の交流館」などたくさんの施設が用意されていて、1日中楽しめます。1日で遊びつくすのは困難ですし、夏と冬では楽しみ方も違うので、年間パスポートを購入して遊びつくすのも良いのではないでしょうか。

滝野すずらん丘陵公園の公式ホームページを以下に用意しました。