JR北海道の2022年3月ダイヤ改正について ~ 7駅が廃止されます
2022年3月12日から、 JR北海道の鉄道は新しいダイヤで運行されます。それに伴い、利用の少ない駅が廃止されます。また、新駅もできます。そこで、地図アプリケーション「さっぽろ周辺マップ ライト2※」を使って見ていきましょう。
※新ダイヤ対応版のver 3.69は、3月12日にリリースします。
1.函館本線
函館本線では、5駅が廃止されます。その5駅は、大沼から森町にかけてに集中しています。
大沼沿いにある池田園駅、流山温泉駅、銚子口駅の3駅が廃止になります。東大沼温泉(流山温泉)もなくなり、寂しくなる一方です。駒ヶ岳の東側を通る砂原線にある駅なので、影響も少ないということでしょう。
森町から長万部駅の区間にある石谷駅、本石倉駅が廃止になります。付近は廃止駅が続出しています。濁川温泉の最寄り駅がなくなるのは残念です。
2.花咲線
花咲線では、厚岸湖の北側にある糸魚沢駅が廃止になります。人が少ないエリアなので、仕方ないというところでしょうか。
3.宗谷本線
宗谷本線にある駅も、毎年のように廃止が出ています。今回は歌内駅が廃止になります。町役場のない町の駅は、存続が厳しいです。
また、東風連駅が廃止になる代わりに、名寄高校駅が追加になります。形式上は、東風連駅が名寄高校駅位置へ移動したとなるようです。鉄道は学生の利用がなくなると廃止になることが多いです。
4.学園都市線
学園都市線は、北海道でも営業成績の良い路線です。それは、北海道医療大学駅から先が廃線になり、需要の多い路線のみになったからです。また、電化されたのも大きいです。
その勢いから、新駅ができます。ロイズの工場に近い場所に、ロイズタウン駅ができます。
そして、石狩太美駅が太美駅の名前に変わります。
同様に、石狩当別駅が当別駅になります。石狩の名前が残るのは、留萌線の石狩沼田駅のみになります。
5.根室本線からキハ283系、40系が消える
最近、鉄道Youtuberさんの動画を見るので、気動車の型番が分かるようになってきました。鉄道なんてって思っていたのですが、少しずつはまっています。
キハ283系は、札幌へ行く時に良く乗った特急車両です。振り子式の車両で、座席が傾くのが不思議な感覚でした。ダイヤ改正以降は、キハ261系になります。こちらは振り子ではありませんが(※)、時速130km運行がなくなったので、しばらくはキハ261系が使われるでしょう。
※初期のキハ261系にも振り子装置があったそうですが、使われなくなりました。
普通列車に使われているキハ40系が、H100形に置き換えられます。H100形は、エンジンで発電してモーターで駆動するハイブリッド車両です。本来は特急でも採用されるはずでしたが、新型車両の開発が中止になり、普通列車の方が最新の仕組みを使うことになりました。
正直言うと、特急のディーゼルの音が煩いので、ハイブリッドになってほしかったと思っています。
6.駅の廃止は加速しそう!
新型コロナによる観光需要の低迷と、悪天候や災害による運休が多いことで、JR北海道の経営は苦しくなるばかりです。そのため、今後も路線の廃止と駅の廃止が続くと思います。しかし、それで良いのでしょうか。
最近、鉄道Youtuberさんの動画を見て、カシオペア号やサンライズ(電車ですが)のような寝台列車に興味を持っています。四季島が北海道の路線に入ることがありますが、これらの寝台列車が、臨時でいいから北海道各地を走り回って欲しいなと思います。そのためには、釧網本線や宗谷本線などがなくなってはいけないと思うのです。
廃止を食い止めるためには、各人が鉄道の利用を考えないとだめですね。私も、これから鉄道を少しずつ利用していきたいと思います。