山梨県の観光名所をご紹介 ~ 日本周遊マップ ver 2.722登録
地図アプリケーション「日本周遊マップ」のver 2.722を登録しました。今回は、山梨県特集です。山梨県には、どんな名所があるのでしょうか。見ていきましょう。
1.山梨県の観光名所
山梨県は、富士山、南アルプス、奥秩父と、海こそないけれど日本を代表する山岳地帯を有しています。特に富士山周辺は、河口湖を中心として首都圏から多くの人が集まる大観光地となっています。
富士山に降った雪と雨は地中に浸透し、長い年月をかけて麓に湧出します。その湧き水の名所の一つが、忍野八海(おしのはっかい)です。
主に八か所の湧水ポイントがあり、これだけの水が地下から湧いてくる様は驚異的です。富士山型の山は、麓に湧き水が顕著です。羊蹄山の記事も紹介しています。
また、昔、麓を流れた溶岩の跡が洞窟になった風穴も各所に残されています。富岳風穴や鳴沢氷穴は観光地化されていて、安全に楽しむことができます。
昇仙峡は、甲府から近く、山梨県を代表する渓谷です。花崗岩を基盤とする渓谷は、明るくて、そそり立つ岩、透き通ったきれいな水が流れることで、とても美しいです。
昇仙峡は奥秩父にありますが、そこからもっと遡ると、瑞牆山や金峰山など2,000mを優に超える奥秩父の山々があります。特に瑞牆山は、上の写真のような岩峰が連なることで、日本百名山にも選ばれています。また、金峰山の山頂にも花崗岩の岩峰(五丈岩)があり、やはり日本百名山に選ばれています。
昇仙峡と性格が似ていますが、西沢渓谷も奥秩父を代表する渓谷です。こちらは、トレッキング装備でないと少し危険です。また、最奥部が通行禁止になるなど、整備が少し行き届いていません。しかし、花崗岩をエメラルドグリーンの川の水が流れる様は、本当に美しいです。
西沢があるのですから当然東沢もあるわけで、こちらもとてもきれいな渓谷です。しかし、沢登りの技術を持つ登山者でないと行けないです。登り詰めると、名峰、甲武信岳に着きます。
東京からのアクセスが良い中央線沿線沿いに、猿橋があります。猿橋は深い峡谷にあるため、橋脚がありません。そのため、複雑に木を組み合わせて作られています。良くこのような構造を考えたものだと感心します。
2.山梨県の温泉
山梨県は、甲府盆地を中心として温泉に恵まれています。しかし、富士山周辺には自然湧出の温泉がありません。それは、富士山周辺は火山噴出物に覆われていているためです。そのため、温泉があっても、ボーリングをして深度からお湯を汲み上げています。
また、甲府盆地周辺の温泉も、自然湧出というのは少ないです。自然湧出を期待するのであれば、南アルプスの断層型温泉、奈良田温泉でしょうか。その奈良田温泉も、本来は自然湧出でしたが、ダムを造ったことにより水没し、今は浅いボーリングでお湯を得ています。
このように、意外と温泉は多くはないというのが山梨県の印象です。
3.山梨県の滝
山梨県にある日本の滝100選に選ばれている滝は、七ツ釜五段ノ滝、北精進ケ滝、仙娥滝の3つです。このうち北精進ケ滝は、南アルプスの懐にあるので、簡単には見れません。
西沢渓谷の最も奥に位置する七ツ釜五段ノ滝は、遊歩道のクライマックスに現れる名瀑です。幾段の滝には滝壺があり、エメラルドグリーンの水がとてもきれいです。
しかし、滝見橋から先が通行止めになってしまい(2023年5月現在)、七ツ釜五段ノ滝を近くで見ることはできなくなりました。いつか元通りになって欲しいですね。
仙娥(せんが)滝は、昇仙峡を代表する滝です。花崗岩の岩肌は美しいので、そこに掛かる滝も滑るように流れ落ちてきれいです。
鐘山の滝は、忍野八海などから水を集めた桂川に掛かる滝です。大きな滝ではありませんが、アクセスが良くて周りの風景と調和した滝なので、見ておきたいですね。
吐竜(どりゅう)の滝は、不透水層に沿って流れる地下水が、岩壁で噴き出るタイプの滝です。清里周辺は滝が多く、滝ツアーをすると楽しいでしょう。
4.山梨県のスキー場
山梨県は盆地地形なため、雪雲が流れ込むことは少ないようです。そのため、スキー場も少ないです。南アルプスはそれなりに雪が降ると思いますが、雪のあるエリアは冬季に閉鎖されるので、スキー場がありません。
富士山周辺のスキー場は人工雪に頼りますし、清里スキー場が高所にあってスキーを楽しめる場所と言えそうです。
5.山梨県のビジターセンター
山梨県にある3つのビジターセンターを紹介しています。
富士山世界遺産センター
富士山世界遺産センターは、富士山を紹介するビジターセンターとして、日本のみならず、海外の観光客を案内する重要な施設です。
野呂川広河原インフォメーションセンター
野呂川広河原インフォメーションセンターは、南アルプスの主峰、北岳の登山口、広河原にあります。北岳や仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳など、南アルプス北部の山を登るときに、ぜひ立ち寄りたいですね。
みずがき湖ビジターセンター
みずがき湖ビジターセンターは、増富ラジウム温泉峡近くのみずがき湖畔にあるビジターセンターです。施設には、観光案内だけでなく、お土産やレストランもあります。どちらかというと道の駅に近いビジターセンターですね。
6.山梨県へ行こう!
山梨県は、新宿から中央本線を使えば、1日の早い時間に到着できます。私は、高尾発6時台の電車で、良く山梨県へ向かいました。山梨県へのアクセスの良さは、ほんと優れています。
今回は、南アルプス方面の紹介がほとんどありません。本当は、南アルプスのすばらしさを紹介したいのですが、やはり万人向けではないことで割愛しました。でも、ほんとに南アルプスは素晴らしいです。ぜひ、夜叉神峠だけでも行ってもらいたいと思います。
このように、海こそありませんが、山梨県の魅力は絶大です。ぜひ、山梨県に行って、観光を楽しんでください。