富山県の観光名所をご紹介 ~ 日本周遊マップ ver 2.72登録
地図アプリケーション「日本周遊マップ」のver 2.72を登録しました。今回は、富山県特集です。富山県には、どんな名所があるのでしょうか。見ていきましょう。
1.富山県の観光名所
富山県の観光名所と言えば、黒部エリアでしょう。立山と黒部湖を中心にした立山黒部アルペンルートは、一般の観光客でも険しい山岳地帯を楽しめる、大観光地です。
本来なら十分な装備が必要とされる場所ですが、様々な交通機関が用意されており、誰でも楽しめます。ここでは、富山県側からスタートする仮定でご紹介します。
立山ケーブルカー
富山地方鉄道立山線の終点、立山駅がスタート地点になります。立山駅から美女平までは急峻な斜面になるので、ケーブルカーで移動します。立山ケーブルカーは、立山駅と美女平駅を結び、標高差487mをわずか7分で結びます。
高原バス
美女平から室堂までは高原台地になっていて、バスで移動します。しかし、高原台地と言っても標高1,000mから2450mまでの結構な斜面なので、ジグを切りながら登ります。そのため、車酔いをする方は、酔い止めの薬があった方が良いかもしれません。
室堂は、立山火山の火口部にあります。噴気孔が幾所にもあり、火口湖も点々とあります。そして背後には、標高3,000mを超える立山が控えています。この立山山頂部自体は火山ではありません。北アルプスは、火山と非火山が同居する珍しい山域です。例えば、室堂の南には立山カルデラがありますし、北側には氷河で削られた岩と雪の殿堂の剣岳があります。
このような山岳エリアで観光客が気軽に観光できる場所は、日本ではここだけです。十分に楽しみましょう。
立山トンネルトロリーバス
室堂から立山の反対側へ抜けるには、トロリーバスを利用します。室堂から立山山頂部を貫く立山トンネルがあり、その中をトロリーバスで移動します。トロリーバスは、電気で動くバスで、その電力を架線からポールによって得ています。このようなトロリーバスは、今では日本でここだけのようです。
トンネルを抜けた先には、大観峰と呼ばれる、絶景の展望台があります。
立山ロープウェイ
黒部湖へ向かうには、まずはロープウェイを使います。立山ロープウェイは、大観峰と黒部平を結びます。わずか7分の旅ですが、眼下に黒部湖とカール地形が広がっていて絶景です。
黒部ケーブルカー
黒部平から黒部湖までは急峻なため、ケーブルカーで移動します。わずか5分の所要時間ですが、ようやく黒部湖へ到達します。
日本最大級のアーチ式ダム、黒部ダムの景観は圧巻です。このような険しい地形にダムを造ったことは、想像を絶する困難なものだったのでしょう。
関電トンネル電気バス
帰りは来た道を戻っても良いですが、関電トンネルの電気バスで長野県側に抜けることができます。長野県側の扇沢駅から先は、困難なルートはありません。
以上、立山黒部アルペンルートを移動してみました。これだけの交通機関を連携して移動する観光は他にはないでしょう。
2.富山県の温泉
富山県の黒部川流域は温泉の宝庫ですが、宇奈月温泉から先にある温泉はアプローチが良くありません。特に、欅平から先にある温泉は、登山者の世界です。
祖母谷(ばばだに)温泉も、道は特に問題ありませんが、黒部峡谷鉄道の欅平駅から60分歩いて行く必要があります。
また、立山カルデラ内も温泉がありますが、一般の人は入れません。このように、富山県には一般的な温泉街がそれほど多くはありません。能登半島部にある氷見温泉など、平野部にある温泉が一般的に楽しめる温泉と言えるでしょう。
3.富山県の滝
富山県で日本の滝100選に選ばれた滝は、称名滝のみです。とても意外ですけれど、滝自体はたくさんあるのですが、行くのに困難な滝が多いため、数が少ない結果となりました。
しかし、称名(しょうみょう)滝は、日本を代表する滝の一つで、大水量かつ落差が350mにも及ぶことを考慮すると、日本最大の滝と言って良いのではないでしょうか。 水量と落差が両方備わる滝は少ないです。
黒部とは正反対にある一ノ滝は、硬い地層が残ってできたテーブル状の滝で、これはこれで美しいと思います。
遠くからわざわざ行くほどではないですが、ちょっとした休日に見てみたい滝ですね。
4.富山県のスキー場
富山県は日本海側にありますから雪が多いです。しかし、山が急峻なことから、スキー場は決して多くありません。そのため、量より質で勝負と言った感じでしょうか。
上の地図を見ても分かるとおり、白馬にはスキー場がたくさんあるのに、反対の黒部側は冬、厳しすぎて人すらまともに入れません。そのため、平野部に隣接する場所にスキー場が点在しています。少ないようにも見えますが、首都圏から来るスキー客は少ないと思われるので、これで良いのでしょう。
5.富山県のビジターセンター
富山県には、黒部峡谷、室堂などの主要な観光名所にビジターセンターが配置されるだけでなく、他の観光拠点にも配置されています。
欅平ビジターセンター
欅平ビジターセンターは、黒部峡谷鉄道の終点、欅平にあるビジターセンターです。欅平周辺の案内はもちろん、下手すれば命を落としかねない、欅平から先の黒部峡谷も紹介しています。
立山自然保護センター
立山自然保護センターは、立山の室堂にあり、立山の自然情報を発信しています。室堂に着いた後、見るポイントが多すぎて戸惑うと思いますから、ぜひ活用しましょう。
有峰ビジターセンター
有峰ビジターセンターは、黒部湖にも引けをとらない大きな有峰湖のダムサイトにあるビジターセンターです。付近は森林が豊かで、その歴史や文化が紹介されています。
桂湖ビジターセンター
桂湖ビジターセンターは、富山県の南部、境川の上流、桂湖にあるビジターセンターです。こちらは、キャンプ場を中心とするアウトドア施設です。桂湖ではカヌーが盛んで、カヌーの貸し出しがあります。また、コテージもあり、キャンプ用品を揃えていない人でも楽しめます。
6.富山県へ行こう!
今回、観光名所の紹介が黒部エリアのみでしたが、他にもたくさん名所はあります。これは、あまりにも黒部エリアのインパクトが強いため、五箇山などの他の名所が紹介できませんでした。これは、後々紹介したいと思います。
富山県は魅力だけど遠い・・という時代もありましたが、今は北陸新幹線を使って気軽に行ける場所になりました。ぜひ、富山県へ行って海、山両方の観光を楽しんでください。