長野県の観光名所をご紹介 ~ 日本周遊マップ ver 2.724登録
地図アプリケーション「日本周遊マップ」のver 2.724を登録しました。今回は、長野県特集です。長野県には、どんな名所があるのでしょうか。見ていきましょう。
1.長野県の観光名所
長野県に海はありませんが、山はまさに最強の県と言って良いでしょう。それは、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、関東山地など、日本の屋根を有しているからです。
長野県には、日本を代表する山岳景勝地の上高地があります。標高3,000mを越える穂高岳の麓にある上高地ですが、梓川沿いの土地の起伏はなだらかで、観光客の誰もが山岳景観を楽しめます。これは、焼岳の噴火の度に梓川が堰き止められ、土砂が堆積して平坦になった経緯があるからです。
上高地はバスターミナル周辺でも十分楽しめますが、できれば横尾方面へ歩いて欲しいです。その遊歩道から見える風景は、日本とは思えません。穂高岳の岩壁を擁する姿は驚きでしかなく、本来ならアルピニストでなければ見れない風景を楽しむことができます。
千畳敷は、中央アルプスにあるカール地形です。氷河によって形成されたカール地形は、登山者でなければなかなか見られるものではありません。しかし、千畳敷にはロープウェイが架けられており、ホテルまであります。おかげで、一般の観光客でも十分楽しめるのです。
そして、標高2,500mを越える場所なので、高山植物も豊富です。千畳敷は、一般観光客が楽しめる天空の楽園と言って良いでしょう。特に冬は、本来なら登山のエキスパートでないと行けない場所なので、貴重な体験ができるでしょう。
八方池は、北アルプス北部の八方尾根沿いにあります。標高2,060mの高所にありますが、ゴンドラとリフトで標高1,830mまで稼げるので、行くのにそれほど困難ではありません。八方池からは、白馬連峰が素晴らしい眺めです。
霧ヶ峰は、八ヶ岳の西方に広がる、標高1,900m前後の高原です。特徴としては、湿原が多いことと、開放的で明るいことです。これだけ明るい風景の中に身を委ねられる場所は少ないと思います。
そして、ビーナスラインが通っていることで、歩きに自信がない人でも十分楽しめます。また、施設も多いので、山でも快適に過ごせるでしょう。
美ヶ原は、霧ヶ峰のさらに北西に位置する高原です。こちらも標高2,000m前後の開放的な高原ですが、北アルプスが近いです。よって、アルプ的な風景を感じられます。標高2,000mと言えば本州中央部以外では山頂エリアですが、美ヶ原はのどかな高原です。
美ヶ原には、ホテルや道の駅、美術館など、平地と変わらない施設があります。ここが標高2,000m前後も高度があるとは思えないでしょう。山頂の王ヶ頭(2,034m)にもホテルがあり、夕暮れや日の出の絶景が楽しめます。
白駒池は、八ヶ岳中部にある山上の池です。池と言うには大きく、沼レベルだと思います。周囲を森で囲まれ、下界の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。このような場所にある白駒池ですが、近くには国道があり、麦草峠まで路線バスの季節運航がありますから、行くのが困難なわけではありません。
写真は高見石からの眺めです。八ヶ岳は標高2,500mを越える日本有数の山地ですが、穏やかさも備えています。そして日帰りもできるほどアクセスが良く、週末楽しむのに最適なエリアでしょう。
2.長野県の温泉
長野県には、数多くの温泉があります。そして、渋温泉や白骨温泉など名前の知られた温泉地がいくつもあります。
渋温泉は、情緒があり歴史を感じさせる温泉地です。数多くの源泉と旅館がありますが、特に共同浴場が9つ(投稿時)もあるので、日帰り入浴客にも優しいです。
また、諏訪湖周辺など、街の中や周辺に温泉があります。このように長野県は温泉が身近な県であり、羨ましい限りです。
3.長野県の滝
長野県にある日本の滝100選に選ばれた滝は、米子大瀑布、三本滝、田立の滝です。山王国の長野県ですが、滝では少し控えめな感があります。恐らく、見るのに困難な滝が多いのでしょう。
三本滝は、乗鞍高原にある滝です。名前の通り、3本の滝が合わさっています。近くには善五郎の滝もあり、滝が多いエリアです。
田立の滝は、長野県南部、南木曽町にある滝です。実は田立の滝は滝群の総称で、写真の滝は天河滝です。花崗岩で構成される滝らしく、岩肌が滑らかで明るく、美しいです。
白糸の滝は、軽井沢にあります。見ての通り上流部はなく、地下水が不透水層を流れて、崖のところから噴き出しています。これだけ均等に水が噴き出しているのが不思議ですね。
4.長野県のスキー場
長野県のスキー場ですが、北アルプスの斜面を利用したスキー場がたくさんあります。標高3,000m近い北アルプス北部の山麓にあるスキー場ですから、スケールの大きいスキーが楽しめます。
また、菅平や志賀高原、野沢温泉など、名スキー場がいっぱいです。さすが五輪が開かれた地だけありますね。
5.長野県のビジターセンター
長野県にあるビジターセンターをご紹介します。
上高地ビジターセンター
上高地ビジターセンターは、河童橋の少し上流にある、環境省のビジターセンターです。上高地の探索には欠かせない施設です。
また、バスターミナルの近くには、上高地インフォメーションセンターがあり、こちらも環境省の施設で、上高地ビジターセンターの分身とも言えます。中にはコイン式シャワー室があり、私も昔利用しました。バスに乗る前に利用してさっぱりしましょう。
志賀高原自然保護センター
志賀高原自然保護センターは、志賀高原にあるビジターセンターです。ガイドを伴うトレッキングが充実しており、安全に楽しむことができます。
乗鞍自然保護センター
乗鞍自然保護センターは、乗鞍高原にあるビジターセンターです。乗鞍高原の自然を、パネルや展示物、ジオラマなどで紹介しています。
長野県美ヶ原自然保護センター
美ヶ原自然保護センターは、美ヶ原にあるビジターセンターです。公式サイトに自然観察小冊誌のPDFがあるので、参考にすると良いでしょう。
栂池自然園 ビジターセンター
栂池自然園 ビジターセンターは、白馬岳の近く、乗鞍岳のふもとに広がる栂池自然園にあるビジターセンターです。栂池自然園周辺は高層湿原で美しく、さらに足を延ばせば白馬大池に行くことができます。
栂池自然園や白馬大池は、乗鞍岳の火山活動により出来ました。火山、非火山が組み合わさって出来ている北アルプスらしい地形です。栂池自然園近くまでロープウェイがありますから、ビジターセンターまでなら誰でも楽しめます。
湯の丸高原ビジターセンター
湯の丸高原ビジターセンターは、浅間山の西、地蔵峠にあるビジターセンターです。ガイド付きトレッキングツアーが充実していて、ガイドさんもたくさんいます。地蔵峠自体が標高1,732mの高所にあるため、近くの標高2,000mを越える山もトレッキング感覚で歩けます。
八島ビジターセンター
八島ビジターセンターは、霧ヶ峰で最も大きい湿原、八島湿原にあるビジターセンターです。公式サイトに3つのパンフレットがありますので、ぜひダウンロードしてから八島湿原へ行きましょう。
霧ヶ峰自然保護センター
霧ヶ峰自然保護センターは、八島湿原の南、車山の西にある、霧ヶ峰を紹介するビジターセンターです。こちらもガイドウォークが行われていて、参加費が100円(投稿時)と安いので是非参加したいです。ただし、定員が2022年度は5人と少ないので、競争率が高いと思われます。
6.長野県へ行こう!
長野県の紹介したい場所はたくさんあって、選ぶのに苦労しました。例えば、南アルプスの赤石岳にしても、長野県の県境にあります。これだけ自然に恵まれた県も少ないでしょう。
長野県へは、中央本線や新幹線があるおかげでアクセスが良好です。観光地がたくさんあるので、もう行くところがないなんてことにはならないと思います。ぜひ、長野県へ行って観光を楽しんでください。