Raspberry Piに適したモニターとは? ~ Fireタブレットを使ってみる

Raspberry Pi 400も発売されて、いよいよRaspberry Piをパソコンとして使おうと考える人も多いはずです。ところが、Raspberry Piに適したモニターって、なかなか見つかりません。※
私もポータブルなモニターを探しているのですが、これだと言うのがありません。これまでは、パソコン用の大型モニターや、パソコン、スマートフォンにVNC接続して画面を表示させていました。でも、今一つです。
そんな中、最近、Fireタブレットを購入したのですが、Raspberry Piのモニターとして適しているのではないかと考えました。FireタブレットでRaspberry Piの画面を表示させるには、やはりVNC接続で表示させるのが良さそうです。それでは、対応してみます。
※2025年現在、「Raspberry Pi モニター 15.6″ FHD」と「Raspberry Pi 7″ Touch Screen LCD V2」の2種類の純正品が出ています。コスパは少し悪いですが、安心して使えるでしょう。
1.Fire OSのVNCクライアントソフト

Raspberry Pi側がVNCサーバーになるので、モニター側はVNCクライアントを用意します。
FireタブレットにはGoogle Playがないので、Fire OS専用アプリを利用します。検索すると、似たようなvnc clientソフトがあります。これをインストールします。
ところが設定項目が複雑で、いつも利用しているVNC Viewerのように簡単な設定ができません。そして、うまくいきません。利用者のレビューでもRaspberry Piへの接続ができないといった声が見つかります。
このような状況なので、禁じ手を使うしかなさそうです。
2.Google PlayストアをFireタブレットにインストールする
FireタブレットにGoogle Playをインストールします。Fire OSはAndroid OSベースの独自OSなので、Google Playをインストールする裏技がネット上で報告されています。しかし、Google Playをインストールすることによる不具合もありますし、Fireタブレットの保証もなくなります。
しかし、FireタブレットをRaspberry Piで使用したいので、Google Playのインストールに挑戦することにしました。
Google PlayのFireタブレットへのインストール方法ですが、ネット上でいくつも見つかりますので割愛します。ただし、できるだけ新しい記事を参考にしてください。
3.VNC Viewerをインストールする

インストールするVNCクライアントは、RealVNC社のVNC Viewerです。Google Playで検索してインストールしましょう。
接続してみる

WindowsやAndroidでVNC Viewerは使っているので、特に問題なく設定できます。Raspberry Pi 4の画面が表示されました。

ログインしてからも、特に問題なく操作できました。これなら、Raspberry Piのモニターとして便利に使えそうです。
4.FireタブレットはAmazonプライム用として割り切る
Fireタブレットは、セール時には1万円前後で購入できるコスパの良い商品です(投稿時)。しかし、あくまでもAmazonでのショッピングやAmazonプライムで提供される、映画や動画、音楽を楽しむ商品です。欲張ってAndroidタブレットとして使おうとすれば、そのうち痛い目に遭う可能性があります。
私も、Raspberry Pi用というよりは、WordPressによるサイトのメンテナンスとしての使い道をメインとするつもりです。そのためにキーボードを購入し、マウスも購入予定です。
最後に、Raspberry Piで使うのに便利でコスパの良い10インチディスプレイが出て欲しいです。