みちびきが7機体制へ ~ みちびきだけで測位可能に!

作成:Copilot

日本の衛星測位システム「みちびき」が、2026年度をめどに7機体制になります。これにより、みちびきのみで測位が可能となります。今までみちびきはGPS衛星の補完として使用されていましたが、他の衛星測位システムに頼らなくても理論上は良くなります。

衛星測位システムは、提供国の思惑により必ずしも利用が保証されるものではありません。そのため、独自の衛星測位システムを持つことは、とても大事だと思います。そして、自前であれば精度も自由に設定できます。これが仮にGPS衛星のみであれば、国際情勢によっては精度が下げられることも十分考えられます。

ここで、みちびきのGPS信号を受信してみました。Raspberry PiにGPS受信装置を取り付けて、NMEA-0183フォーマットデータを受信してみました。

GSVセンテンスに衛星情報が載っています。取得できている衛星は14機と表示されていますが、実際は7~8機が有効でした。衛星番号194と195が認められ、これがみちびきだと思われます。衛星番号194(みちびき2号機)は、仰角79度、方位角200度、C/N比が20だと分かります。(間違っていたらすみません)

このように、みちびきのデータは、GPS衛星と同じ方法で受信することができます。また、みちびき独自の仕様も用意されており、精度やセキュリティーを向上させることもできます。

衛星測位システムは、最低4機からの受信ができないと測位できません。投稿時点で既に4機のみちびきが運用されていますが、日本上空から外れる衛星もあるので、7機は必要とのことです。いっそのこと、7機とは言わずに主要宇宙国並みに揃えてほしいですね。