M5StickC PIR Hat を使ってみる

資材の高騰と円安で、M5Stack関連も随分と価格が高くなりました。そんな中、M5StickC用のPIR Hatが安かったので、ENV Hat IIIの購入に合わせて買いました。PIR Hatは、焦電型赤外線センサを搭載していて、人などを検知することができます。

人感センサーを使う電子工作キットを組み立てたことがありますが、M5StickCPIR Hatを使えば、ハンダ付けの必要もなく、簡単に人の検出ができます。ほんと、簡単で便利です。

プログラムは、GPIO36番を監視すればいいだけです。Arduino IDEのスケッチ例を見れば良いですが、人を感知した場合にM5StickCLEDを光るようにしてみました。

#include <M5StickC.h>

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  M5.begin();
  M5.Lcd.setRotation(3);
  M5.Lcd.fillScreen(BLACK);
  M5.Lcd.println("PIR TEST");

  pinMode(GPIO_NUM_36,INPUT_PULLUP);
  pinMode(GPIO_NUM_10, OUTPUT);

}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:

  if (digitalRead(GPIO_NUM_36)) {  
    digitalWrite(GPIO_NUM_10, LOW);
  } else {
    digitalWrite(GPIO_NUM_10, HIGH);
  }
}

人を検出すると、GPIO36番HIGHになります。LEDGPIO10番が使われていて、LOWの時に光ります。

このプログラムは特に役に立つものではありませんが、リレーを接続して何かしたり、動物の自動撮影に使うことができそうです。ただし、センサーが対象物を検出するのに2秒ほど要します。

とにかく、PIR Hatは安いので、買っておいて損はないでしょう。