Clipdrop ~ 消しゴムツールなど便利な画像エフェクトがいっぱい
通常、撮った写真に余計なものが写っていた場合はPhotoshopなどで消しますが、操作が少し面倒です。また、PhotoshopなどのAdobe製品のサブスクリプションは決して安くはありません。
そこで、Web提供のClipdropをおすすめします。Clipdropは、消しゴムツールだけでなく、いくつものツールが用意されています。高解像度の画像を扱うには有料なのですが、Webで使用するような1,024ドットサイズ程度の画像であれば、無料で使用することができます。
今回は、ツール群の中のCLEANUPとIMAGE UPSCALERを使ってみます。
1.Clipdropにユーザー登録する
Clipdropを使うには、ユーザー登録が必要です(しなくても動作しましたが、さらに小さな画像サイズに限定されたり、1回しか操作できなかったりしました)。ユーザー登録すると、1024ドット程度(ツールにより異なる)までの画像を扱えるようになりますので、ぜひユーザー登録しましょう。
Clipdropのサイトを表示し、「Sign-in / Sign-up」をクリックします。
ユーザー登録は、電子メールか各種SNSログインIDを使用します。今回は電子メールを利用しました。登録すると、メールアドレスにメールが届きます。通常だとパスワードや個人情報の入力が必要ですが、特に必要ありません。電子メールアドレスを登録すれば完了です。
2.CLEANUP
それでは、一番需要があると思われる、消しゴムツールを使ってみましょう。最近はスマートフォンでもできる機能ですが、年配者にはつらいです。やはりパソコンの大画面でないとストレスが溜まってしまいます。
少し脱線しましたが、Clipdropでやってみましょう。用意した画像は最近の投稿で使用した帯広動物園の写真ですが、前に車が停まっていて邪魔です。少し待っても移動しないので写したのですが、これを消してみます。
画像ファイルを指定枠にドラッグ&ドロップします。
画像がロードされました。上の画像には表示されていませんが、本来はブラシが表示されています。このブラシを使って消したい場所を塗りつぶします。
こんな感じで塗りつぶしました。これで良ければ、「Clean」ボタンをクリックします。
車が消えました。車の影をもう少し修正する必要があるので、再度ブラシで影を選んで「clean」すると良いでしょう。編集が終われば、「Download」ボタンをクリックして修正した画像を取得できます。
フリーでは最大1024ドット※までの画像しか扱えませんが、Webサイトで利用する程度なら十分でしょう。
※入力画像ファイルの最大が1,024ドットのようで、出力は必ずしも1,024ドットで保証されるわけではないようです。私がやってみた限りでは、3分の2程度の画像で出力されました。もし、サイズが小さいのが嫌な場合は、「EDIT」ボタンを押して、次の「IMAGE UPSCALER」を選ぶと良いでしょう。これだと、サイズが2048ドットで保存できます。裏技でしょうか。
3.IMAGE UPSCALER
次に、IMAGE UPSCALERを使ってみます。上の画像は、私が初めて買ったデジカメで写した写真ですが、100万画素クラスのデジカメなので、細部がかなり潰れています。これを補正してみます。
画像ファイルをドラッグ&ドロップします。
画像がロードされました。下にアップスケールする方法と倍率がありますが、フリーでは選ぶことができません。「Upscale」ボタンを押します。
実行結果が表示されます。左側が実行結果で、右側が実行前です。ちょっと微妙ですが、実行後の方がクリアな画像になっています(サイズが倍になったので、同一サイズではクオリティーが上がっている)。良ければ、「Download」ボタンをクリックして画像ファイルを取得します。
4.お手軽な画像編集におすすめ!
Clipdropは操作が簡単で、Photoshopなどの画像ユーティリティーが難しいと感じる人におすすめです。確かにフリーでは画像サイズに制限がありますが、Webサイトレベルでは十分です。私もWebサイト用の画像はPhotoshopではなくClipdropを使う機会が増えています。
みなさんもぜひ、Clipdropでサイトを快適に運営してください。