ダム湖での氷上ワカサギ釣り ~ 金山湖、糠平湖、おけと湖を紹介します
北海道の山中には、数多くのダムがあります。そして湛水部が冬に凍り、ワカサギの氷上釣りができる場所も多いです。
そこで今回は私に身近な「金山湖」「糠平湖」「おけと湖」を紹介します。
山上の湖でワカサギ釣りをしてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.金山湖
金山(かなやま)湖は、空知川を堰き止めて出来た人造湖です。北海道でも有数の貯水量を誇る大きな湖で、湖畔にホテルやキャンプ場もあり、観光地としても有名です。
金山湖には幻の魚「イトウ」がいることで釣り人の注目も大きいですが、湖面が凍る冬はワカサギ釣りで多くの人が集まります。
そのワカサギ釣りですが、広くて絞りにくい金山湖のポイントの中では鹿越大橋周辺が人気です。遊漁料を必要としない自然に任せた釣り場の割には、安定した釣果が期待できるでしょう。また、南富良野町にはアウトドアガイドさんが多いので、ワカサギ釣りの体験コースに参加すれば、手ぶらでワカサギ釣りができます。
2.糠平湖
糠平(ぬかびら)湖は、音更川を堰き止めた人造湖で、周囲33kmにも及ぶ大きな湖です。湖畔に「ぬかびら源泉郷」がありますが、ワカサギの釣り場は離れていて、五ノ沢が流れ込む周辺が主な釣り場となります。
国道273号線の五ノ沢に架かる橋の周辺に駐車場があるので、そこから歩いて湖面に出ます。
2024年から糠平湖における漁業権が失効し、遊漁料がなくなります。しかしながら、今後のワカサギ釣りを継続するため、新たに協力金が必要になります。協力金は、1日800円、年間7,000円の予定です。協力金という形になるため支払い義務はないようですが、今後のためにも支払いたいですね。
解禁日が2024年1月2日(火)となりました。⇒糠平湖の氷上立ち入りは1月31日までとなりました。2月1日から入れなくなります。これは、メタンガスの異常発生で、氷が不安定のためだそうです。
トイレは湖面に仮設でありますが、女性子供が優先です。心配な人は、携帯トイレを用意すると良いでしょう。厳しい条件のワカサギ釣りになるので、手軽に楽しみたい方は、「ひがし大雪ガイドセンター」のツアーに申し込むと良いでしょう。※ワカサギ釣りツアーが休止状態のようです。要確認。
釣り場は他に三の沢出合いがありますが、急な斜面の上り下りがあるので注意してください。その他にもポイントがありますが、湖底から出るガスのために氷が薄い場所があります。そのため糠平湖に精通した人以外は、五の沢での釣りが無難でしょう。
ぬかびら源泉郷にはコンビニがないですから、食べ物は事前に用意してください(お土産屋はある)。
3.おけと湖
おけと湖は、常呂川の上流にある「鹿ノ子ダム」によってできた人造湖です。人里から離れた山上湖のため北見方面以外からのアクセスが悪いですが、ワカサギが釣れることに定評があります。
解禁日が2023年12月29日(金)となりました。2024年3月3日までを予定しています。
こちらも糠平湖と同様、遊漁料ではなく協力金になり、700円(2024年)となりました。徴収員が来たら支払います。
期間中に「おけと湖氷上釣り大会」が開かれるので、そこで参加すれば山奥でも安心して釣りができるでしょう。釣り大会については例年1月の最終日曜日に行われますが、詳しくは置戸町役場のサイトで確認してください。
おけと湖は糠平湖以上に山奥にありますから、食料などの準備は入念に行ってください。湖畔にある温泉施設が休業中なのが残念です。
4.寒さ対策を万全にして楽しいワカサギ釣りをしよう!
今回は、金山湖、糠平湖、おけと湖の3湖を紹介しました。これら3湖で共通することに寒さがあります。寒い日は氷点下20度以下も考えられるので、十分に暖かい装備で釣りをしてください。また、3湖ではアメマス、糠平湖とおけと湖ではサクラマスが釣れます。特にサクラマスは食べてもおいしい魚なので、サクラマス用の仕掛けも用意すると良いでしょう。
ぜひ、冬の風物詩のワカサギ釣りを楽しんでください。ワカサギ釣りの道具については、姉妹サイト「kunimiyasoftアイテムセンター」で紹介しています。よろしければどうぞ。