東京の穴場 VOL 5 ~ 中川温泉と養老温泉をご紹介

2019年8月9日

地図は「日本周遊マップ」から 「中川温泉」

今回は、東京都にある穴場ではなく、神奈川県と千葉県にある温泉を紹介します。

1.中川温泉

出典:Wikimedia Commons

中川温泉は、神奈川県の丹沢山地にある温泉地です。丹沢の温泉と言うと、七沢温泉鶴巻温泉など、丹沢東側のふもとに広がる温泉地を思い浮かべますが、中川温泉は丹沢湖の上流に位置して山深い場所にあります。そして、他の丹沢の温泉と大きく違うところが、お湯に温度があるということです。

中川温泉のお湯は高温泉ではないですが、30度強から40度弱位くらいのぬるい温度があります。今の丹沢山塊は大部分が冷えてしまっていますが、中川温泉の部分だけ高温のエリアが残っているそうです。そのため貴重な存在で、古くは武田信玄の隠し湯として利用されたとも言われています。

丹沢は、首都圏におけるハイキングのメッカです。登山において標高差が大きい丹沢の山々は、本格的な山岳への登山の練習の場として、とても人気です。そんな丹沢登山の後に中川温泉に寄れば、疲れも癒せるでしょう。山深い場所ですが、高速道路を使えば意外と近いです。

近くには「ユーシン」などの丹沢の核心部があるので、登山ベースとして利用してはいかがでしょうか。

2.養老温泉

地図は「東京周辺マップ」から

養老温泉は、房総半島の中央部、小湊鉄道の終点近くにある温泉郷です。古くから親しまれている温泉郷ですし、養老渓谷と合わせてご存じの方も多いでしょう。

私も1度行ったことがあり、房総半島の温泉だからと大きな期待を持たなかったのですが、とろみがある良い温泉で、すっかり気に入りました。温度が低くても、良い温泉はあるものです。


出典:photo AC 「養老の滝」

近くには、房総半島では最大クラスの滝「養老の滝(粟又の滝)」がありますし、インスタグラムですっかり有名になった「濃溝の滝」があります。また、渓流釣りやハイキング、バーベキューなどをする場合でも設備が整っているので、1日を十分に楽しめるでしょう。

3.丹沢と房総半島は首都圏のオアシス

クックうちゃんさんによる写真ACからの写真 「濃溝の滝」

丹沢房総半島は、首都圏から近いのにも関わらず自然がとても豊かで、オアシス的な存在です。週末のリフレッシュの場として最適なので、行ってみてはいかがでしょうか。

穴場シリーズも5回目となりました。まだまだ穴場を紹介する予定です。