前田森林公園 ~ 古代西洋建築を思わせる公園です
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札幌市手稲区にある「前田森林公園」は、モエレ沼公園と並んで通常の公園らしからぬ特色を持った大きな公園です。前提知識なしに前田森林公園を訪れれば、公園とは信じがたい部分もあるでしょう。
このような異色の前田森林公園ですが、知名度はあまり高くありません。そこで今回は、前田森林公園について詳しく紹介します。
1.前田森林公園とは
前田森林公園は、緑で豊かな札幌市を実現するための「環状夢のグリーンベルト構想」の拠点として作られました。意のとおり緑に溢れる公園ですが、もともと森があったわけではなく、人工的に造られた森林です。同じ森林公園である「野幌森林公園」が、自然のままを生かしていることとは対照的です。
森の中には全長600mに及ぶ直線的なカナール(池)があり、その片側に西欧の宮殿?のような建物があります。この宮殿もしくは城のような建物は、休憩舎と展望ラウンジになっています。
そしてカナールのもう片側には、壁泉が設置されていて、これも西欧のローマのようなイメージです。公園内には、他にも噴水が設置されています。夏の暑いときに、涼しさを求めて行くのも良いでしょう。
また、公園内にある藤棚はスケールが大きく、花が咲く時期には多くの人を楽しませてくれます。時期は6月から7月にかけてです。
そのほか、ポプラ並木や花木園、シラカバ林などがあり、花や新緑、紅葉を楽しめます。
2.運動施設もあります
前田森林公園には、野球場やテニスコートなどの球技場があります。これらの施設の利用には利用料金が必要ですが、低料金で借りることができます。
そのほかにも、パークゴルフ場や芝生広場などがあり、だれでも気軽に体を動かせます。「ながめの丘」という緩やかな人工の丘では、冬にソリ遊びができます。
3.前田公園もある
前田森林公園の近くには、「前田公園」もあります。こちらは、付近の住民のためにある、ごく普通の公園です。
そして、「前田西公園」という公園まであります。ちょっと紛らわしいですね。
4.インドア派の人にも楽しんで欲しい公園です
前田森林公園は、森林公園と言いながらも人工的で整備された公園です。そのため、自然の森のような害虫や雑草による不快さも少なく、森を楽しめます。
アウトドアはほとんどしないという方も、前田森林公園で森に触れてみてはいかがでしょうか。