石勝線夕張支線 H31年3月いっぱいで廃止になりました

2018年5月6日

「さっぽろ周辺マップ 夕張岳」

札幌と帯広を結ぶ石勝線の本線から枝分かれした路線「夕張支線」が、平成31年3月いっぱいで廃止されることになりました。

1.夕張支線の概要

夕張支線は、新夕張駅のある紅葉山地区と夕張本町を結ぶ、全長16.1kmの路線です。新夕張駅からは、沼ノ沢駅、南清水沢駅、清水沢駅、鹿ノ谷、夕張駅と続きます。

線路に沿って国道や道道が走っているため、石炭輸送がなくなった現在は存在価値が薄くなりました。バス転換後は、南清水沢に拠点複合施設を作って、地域の活性化を図るようです。

廃止時期が決まって鉄道ファンが押し寄せており、週末や休日は混雑することもあるでしょう。

-追記-

夕張支線の廃止後も、新夕張駅と南千歳駅間の普通列車は残ります。1日5便と減便されますが、沿線住民の足として存続するとのことです。また夕張市民であれば、新夕張と南千歳間の特急利用が普通料金で済むとのことです。

2.紅葉山地区

石勝線新夕張駅のある紅葉山地区は、夕張市の中でも最も活気のある場所でしょう。一部の特急は停まりますし、国道274号が街の中を通り、道東自動車道の夕張インターもあるため、交通の要になっています。

国道274号沿いにはメロンを売る売店も多く、道の駅やコンビニ、食堂、アイスクリーム屋などがありますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

3.沼ノ沢地区

沼ノ沢駅には洋食レストランが併設されています。「レストランおーやま」は、シェフが帝国ホテルの経験もある人だということで、長いもハンバーグが人気のメニューです。

夕張支線が廃止の後も、冬以外は営業するとのことです。(要確認)

2020年6月末に閉店しました。

4.楓地区

楓地区は石勝線本線沿いにあり、昔は楓駅がありました。周辺は炭鉱の坑口が散在しており、閉山になる前まではとても活気がありました。

閉山後も北海道物産館があることで、札幌と帯広間の休憩ポイントとして賑わいました。しかし道東自動車道ができて国道を通る人が少なくなり、北海道物産館のドライブインとしての営業は終わりました。今はメロン熊の直営店としてのみの営業です。
⇒直営店も営業が終わり、北海道物産館の使命は終わりました。メロン熊は、紅葉山や滝の上で購入できます。

5.ありがとう夕張支線

日本の高度経済成長を支えた夕張支線。今まで本当にありがとうと言いたいですね。