もりの山 ~ 日高山脈の展望台

帯広市の「帯広の森」に、「もりの山(標高95 m)」という、ゆるい名前の山があります。
もりの山は、札幌市にあるモエレ山(標高61m)と同じく、人工的に造られた山です。モエレ山よりは規模が小さいですが、台地の末端に造られているので、とても見晴らしが良く、南北に連なる日高山脈の絶好の展望台です。
山頂からは360度の大展望が広がります。少し高い場所のおかげで、日高山脈の最高峰「幌尻岳(2,052m)」の山頂部が少しだけ見えます(案内版に紹介されていないと分からないレベル)。残念ながら、日高第二の高峰「カムイエクウチカウシ山(1,979m)」は、十勝幌尻岳(1,846m)に隠れて見えません。1823峰(1,826m)から南の山は良く見えます。
そして日高山脈だけでなく、十勝岳連峰や然別の山も良く見えます。帯広市方面は、中心部は良く見えますが、それより東側は森に遮られて良く見えません。それでも、これだけ広範囲に展望が広がることに驚きです。ぜひ、行ってみてください。