フジ・インバッグ社の無人固定翼機がすごい ~ 航続距離は1,000kmを大きく超える!
ドローンや無人機というと中国製や外国製が思い浮かびますが、国産でも素晴らしい性能を誇る無人機があります。私がテレビで目にしたのは、静岡県の飛行場から小笠原諸島の西に浮かぶ西之島へ往復飛行したというものでした。片道1,000kmにもなる西之島へ行って帰ってくるなんて、普段目にするドローンではまったくできない芸当です。
それをやってのけたのは、横浜市にある「フジ・インバック株式会社」です。最近はベンチャーやスタートアップ企業が多くなりました。しかしながら、事業がうまく軌道に乗る例は少ないです。その中でフジ・インバック社は着実に無人固定翼機の事業を進めており、実績を積み重ねています。
※動画の機種が西之島往復をしたわけではありません
静岡県と西之島の間は1,000kmもあり、自立飛行しなければいけません。そのためには、優れたフライト・コントローラーやエンジンなどが欠かせません。これらを開発したというのが素晴らしいことだと思います。そこには、どこかアナログ的な職人技も見受けられて、日本の良さが生きていると思います。
これほど高機能で航続距離が長い無人固定翼機ですから、陸上自衛隊でも利用が検討されており、実機による検証が行われています。
これからは無人機の時代だと思います。過疎地への物資輸送、安全保障、災害対応など、少子高齢化の時代に大活躍するでしょう。期待です。