静岡県の観光名所をご紹介!
地図アプリケーション「日本周遊マップ」のver 2.73を登録しました。
今回は、静岡県特集です。静岡県には、どんな名所があるのでしょうか。見ていきましょう。
1.静岡県の観光名所
静岡県の観光名所として思い浮かぶのは、やはり富士山です。富士山には五合目付近まで到達できる登山道路が3本あり、静岡県側の富士山スカイラインでは標高2,400m付近まで行くことができます。また、終点からは富士山の登山ルート、富士宮ルートが山頂(標高3,776m)まで続いています。
しかし、登山をしなくても五合目で十分楽しめます。標高は既に2,000mを優に超えており、中部山岳以外では山頂の高さなのですから。雲上の世界を楽しみましょう。
富士山に降った雨は、長い年月をかけて麓に湧き出ます。その中でも、柿田川の湧水群では大量の水が湧いており、短い距離で一気に大川の流れになります。これほどの湧水量は、富士山ならではと言って良いでしょう。
富士山は日本一の高さを誇る山ですが、その高さを一番実感できる場所は標高0mの海岸からでしょう。三保の松原は、海岸から富士山を眺める景勝地として古くから親しまれています。
伊豆半島に活火山があるイメージはありませんが、伊東市沖の海底噴火など、火山活動が終わったわけではありません。そして、大室山のような単発の噴火でできた火山もあります。伊豆半島は今も生きているのです。
大室山は、4,000年前に噴火してできたと言われ、出来てからすぐに活動を終えて、かつ野焼きが700年も続いて行われていることから草原の山になっています。まるで人工的に見えるほど整った円錐形の形が特徴で、リフトを使うことで山頂部へ行くことができます。
静岡県には、西部に南アルプス南部があります。その南アルプス南部ですが、あまりにも奥深い場所のため、人の侵入を阻んでいます。しかし、電源開発で大井川沿いに大井川鐡道が敷かれたこともあり、南部の一部分に過ぎませんが、観光を楽しむことができます。
大井川鐡道には大井川本線と井川線があり、大井川本線の終点から井川線が接続します。その井川線部分ですが、鉄道を通すのに困難な峡谷エリアであり、車両も小型でアプト式を採用した特殊な構造をしています。
また、大井川鐡道本線の方は、SLやトーマス号などの観光列車、昔に首都圏で使われていた電車などを使った、鉄道の旅を楽しめます。詳しくは、大井川鐡道公式サイトをご覧ください。
さて、大井川鐡道井川線の終点から先こそが南アルプス南部の真骨頂ですが、交通機関に乏しく、十分な下調べが必要です。井川の街から先は集落らしいものはなく、南アルプス南部の登山基点となる椹島(さわらじま)へは、期間限定のバスや、施設の送迎を期待するしかありません。
このような秘境にある南アルプス南部は、日本有数の山岳地帯です。荒川三山や赤石岳という標高3,100mを超える高山が連なり、人が少ないおかげで原始の姿を色濃く残しています。それでも、椹島では体験型のアクティビティが増えてきており、観光が身近になってきています。詳しくは、東海フォレスト公式サイトをご覧になってください。
2.静岡県の温泉
静岡県にある温泉は、伊豆半島に集中しています。熱海温泉は日本最大クラスの温泉地ですが、それ以外にも有名な温泉地がいくつもあり、伊豆半島全体が温泉地と言って良いでしょう。
対して、伊豆半島以外にも温泉地はありますが、大井川流域の温泉が目立つくらいです。とにかく、伊豆半島の温泉へ行けば間違いないでしょう。
3.静岡県の滝
静岡県で日本の滝100選に選ばれた滝は、白糸の滝(音止めの滝)、安倍の大滝、浄蓮の滝です。
白糸の滝は、富士山の伏流水が崖から線状に噴き出している滝です。しかし、付近の地図を見ると川がいくつもあり、川の水が伏流して噴き出しているようです。このように、川がないのに突然噴き出すタイプの滝とは少し違います。一番左の大きい滝は、上流からの水がそのまま落ちているようですし。
それでも、水量が他の県の白糸の滝よりも多くて迫力があります。白糸の滝と言えば、静岡県のこの滝でしょう。
音止めの滝は、上記の白糸の滝の隣にある滝です。こちらは明確に上流部があり、水量もとても多いです。日本の滝100選では、白糸の滝と音止めの滝がペアで1つの登録になっています。
浄蓮の滝は、伊豆半島の中央にある滝です。上の写真でも分かりますが、柱状節理が見られます。滝壺が青くて神秘的です。
安倍の大滝は、身延山地にある優雅な滝です。その美しい姿から日本三大名瀑にも選ばれるそうです。水の落ち方が、絶妙なバランスで素晴らしいです。
4.静岡県のスキー場
太平洋側に位置する静岡県は、スキー場が少ないです。あるとしても、人口雪主体で、初心者向けのスキー場となります。
南アルプスの山々は氷河地形のカールがあるほど雪がそこそこ降るエリアですが、麓には雪が少ないのと、前述の通り、冬季に行くのは困難です。
5.静岡県のビジターセンター
静岡県にある主なビジターセンターを紹介します。
南アルプスユネスコエコパーク井川ビジターセンター
南アルプスユネスコエコパーク井川ビジターセンターは、大井川鐡道井川線終点、井川にあるビジターセンターです。
天城ビジターセンター
天城ビジターセンターは、道の駅「天城越え」、昭和の森会館内にあるビジターセンターです。
南伊豆ジオパークビジターセンター
南伊豆ジオパークビジターセンターは、伊豆半島の南端部、石廊埼にあるビジターセンターです。
6.静岡県へ行こう!
今回は静岡県をご紹介しました。本来なら名所の多い海岸部を紹介するところですが、山を中心とした紹介になりました。これは、私の趣味からなってしまったもので、海が好きな方は他の一般的な観光ガイドを参考にしてください。
しかし、私の紹介した山系も、十分素晴らしい名所であるはずです。特に、私が足を踏み入れていない大井川流域は、いつか行ってみたい場所となっています。昔、思っていた、悪沢岳へいつか登りたいという夢は、叶わないものとなってしまいました。でも、椹島にはいつか行きたいと思っています。
みなさんも、ぜひ静岡県へ行って、富士山、南アルプスなどの自然を満喫してください。