火山噴火が起きているカナリア諸島のラ・パルマ島ってどこ?
2021年9月19日、スペインのカナリア諸島(Canary Islands)にあるラ・パルマ島(La Palma)で火山噴火が起きました。投稿時点の9月28日でも噴火は継続しており、多くの住宅が溶岩に飲まれています。
ところで、ラ・パルマ島ってどこにあるのでしょう。地図アプリ「日本周遊マップ」を使って探してみます。
まずは、カナリア諸島のある場所です。カナリア諸島は、アフリカのモロッコの西海上にある、スペインの領土です。
日本からは、さいはてにある場所ですね。カナリア諸島の名前は某音楽家の曲で知っている人もいらっしゃるでしょう。
カナリア諸島の地図を拡大します。いくつかの島で構成されていて、火山によってできています。中央の二つの島が中心的な存在で、テネリフェ島にあるテイデ山は標高3718m(スペイン最高峰)と富士山並みの高度があります。
今回、噴火が起きているのはラ・パルマ島で、左上にあります。
ラ・パルマ島を拡大します。約8万5千人ほどが住む、観光と農業の島です。
今回、噴火した山はクンブレビエハ火山(Cumbre Vieja)で、島の中央部にあります。
ラ・パルマ島の南北に火山が並んでいます。さらに拡大すると
クンブレビエハ火山がありました。このジャストポイントで噴火が起きているのかは良く分かりませんが、一帯の店が臨時休業している(google mapで確認)ので、周辺で噴火していると思われます。
すでに人家などに被害を及ぼしていますが、山体崩壊すれば、もっと被害が増えるでしょう。そうならないことを祈るばかりです。
日本も火山国家ですから、いつ何時同じことが起こるか分かりません。注意して毎日を過ごしましょう。
その後の経過
2021年10月8日
2週間が経過しても噴火を続けるクンブレビエハ火山ですが、現地時間の午前2時過ぎに火口壁が崩壊して大規模ななだれが起きたみたいです。確認次第、追記します。
2021年10月9日
溶岩の流出はエスカレートして、市街地の家屋が被害を受けています。これだけ長期間噴火をしているのに、溶岩の流出が止まりません。
2021年10月19日
噴火が始まって一か月が経過しましたが、未だに噴火が継続しています。これだけ絶え間なく噴火が継続するというのは日本ではあまり経験がないと思います。過去の例から行くと、そろそろ終わりも近そうな感じですが、少なくとも今の噴火映像を見ると、まだまだ続きそうです。
2021年11月7日
噴火から50日が経過しましたが、まだ噴火が続いています。昨日は、そろそろ終わりかなと思わせましたが、50日目の今日は活発な噴火と溶岩の流出が起きています。
山が吹き飛ぶ大噴火は起きていませんが、まだ小噴火状態が続きそうです。
2021年11月18日
そろそろ終わりかなと思わせて復活を繰り返していますが、61日目も大復活な噴火になりました。溶岩流出が、これだけ長期に続いていることが驚きです。
2021年11月29日
だいぶ大人しくなったかなと思ったら、新たな方向へ溶岩流が流れ始めました。危険な火砕流が起きていないので人的被害がないにしろ、これだけの長期間では島民は辛そうです。
2021年12月15日
前日、比較的大きな噴火があった後、活動が静まりました。さすがに、そろそろ終了でしょうか。