東京にあるビジターセンターをご紹介 ~ まずは立ち寄りましょう!
国立公園や国定公園などの観光地には、ビジターセンターが設置されている場合が多いです。そのビジターセンターとは、以下のような定義の施設です。
国立公園や国定公園などにおいて、その自然(地形・地質・動植物)などの情報を展示・解説し、公園の利用案内を行っている施設のこと。
Wikipedia
初めて訪れる場所では、ぜひ利用したいですね。
そして東京都にいくつあるか数えてみたところ、10のビジターセンターがありました。
一般にビジターセンターというと環境省が管轄しているイメージがありますが、東京都には1つしかなく、それ以外は地方公共団体や民間で運営されているとのことです。
それでは、地図アプリ「日本周遊マップ」を使って、ご紹介します。
1.奥多摩ビジターセンター
奥多摩ビジターセンターは、東京の奥座敷である奥多摩を案内する施設です。奥多摩は、大都会東京の一部とは言え、雲取山(2,017m)を頂点とする山岳地帯にあります。よって、山深さが高尾周辺とは比べ物にならないほど大きいので、ぜひ奥多摩ビジターセンターで情報を得ましょう。
2.山のふるさと村
山のふるさと村は、奥多摩湖から奥多摩周遊道路を少し進んだ先にあるビジターセンターです。ここにはキャンプ宿泊施設やクラフトセンター、レストランなどがあり、大きなアウトドア関連施設といった感じです。
奥多摩は山慣れた人でないと危険なところも多いので、山のふるさと村で安全にアウトドアを楽しむと良いでしょう。
3.御岳インフォメーションセンター
御岳インフォメーションセンターは、多摩川上流の御岳渓谷にある施設です。御岳付近の多摩川は渓谷が美しく、多くの観光客が訪れます。また、周辺には御岳をはじめとする手頃な山へのハイキングコースや 「関東ふれあいのみち」 があります。それらを楽しむための情報が、御岳インフォメーションセンターには充実しています。
関東ふれあいの道のパンフレットも配布されているので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
地図アプリ「日本周遊マップ」では、高水三山へのハイキングルートが表示できます。
4.御岳ビジターセンター
御岳ビジターセンターは、御岳山山頂近くにあります。御岳山の自然や登山道などを紹介していて、イベントも行われています。
御岳山にはケーブルカーがあるので、誰でも900mの高所へ到達できます。そして付近は御嶽神社を中心とする御師集落であり、下界とそれほど変わらないことから、山が苦手な人でも楽しめるでしょう。
5.高尾ビジターセンター
高尾ビジターセンターは、高尾山山頂にあります。高尾山には数多くの遊歩道があり、野花など自然がとても豊かです。そのため、何度登っても楽しめる山ですから、高尾ビジターセンターで、それらの情報を得ましょう。
数多くの遊歩道(自然研究路)を案内する地図が、オフィシャルサイトからダウンロードできます。
高尾山のおすすめハイキングコースを紹介しています。よろしければどうぞ。
6.小峰ビジターセンター
小峰ビジターセンターは、あきる野市の都立秋川丘陵自然公園内にあります。 ごく普通の里山といった感じの公園の中で、自然に親しむプログラムが用意されています。
最高点でも336mに過ぎない丘陵地帯にあるので、高尾山よりもずっと手軽に自然に親しめる点がおすすめです。また、JR武蔵五日市駅も近く、交通の便が少し悪い秋川沿いでもアクセスが便利です。
7.足立区荒川ビジターセンター
足立区荒川ビジターセンターは、東京都足立区にあり、23区内で唯一のビジターセンターです。このような都心にありますが、近くを流れる荒川の自然に親しむプログラムが用意されています。
週末や祝日は混む場合が多いので、空いている時を狙って行くと良いでしょう。(新型コロナ時では、特に注意が必要です)
8.八丈ビジターセンター
八丈ビジターセンターは、東京都の八丈島にある施設です。近くに八丈島空港がありますので、八丈島に着いたら、最初に訪れると良いでしょう。
9.小笠原ビジターセンター
小笠原ビジターセンターは、小笠原諸島の父島にあります。小笠原諸島へは船で行くしかなく、その定期便も週一で運行されているに過ぎません(不定期のクルーズ船はのぞく)。そのため、船や宿の予約、ガイドさんやレンタルなど、十分な旅の準備が必要です。
そして長期滞在となりますから、小笠原ビジターセンターを活用して有意義に時間を過ごしましょう。
10.小笠原世界遺産センター
小笠原諸島は、日本では数少ない世界自然遺産のひとつです。本土から離れていて交通の便が良くないことや、これまでの歴史も相まって自然がとても良く残っています。
そんな小笠原諸島の世界遺産を紹介する施設として、小笠原世界遺産センターがあります。場所は小笠原ビジターセンターのすぐ近くなので、両方合わせて訪問すると良いでしょう。
環境省直轄の施設なので、より専門的な内容の展示が行われています。
11.ビジターセンターを活用して充実した旅をしよう!
初めて訪れる場所にビジターセンターがあれば、ぜひ活用しましょう。見るべきものを見逃さないだけでなく、直近の情報を知ることができます。行く予定の場所が事情により閉まっているなど、有意義な情報が手に入れられます。
旅では時間に余裕を持てないことも多いですが、ビジターセンターに寄る時間も予定に入れて、充実した旅にしてみてはいかがでしょうか。