Raspberry Pi をFTPサーバー化する ~ vsftpdを使う

2020年8月7日

Raspberry Piとパソコンとの間でファイルのやり取りをする場合、一番簡単なのがFTPでやり取りする方法です。そして、パソコン側をFTPサーバーにするのではなく、Raspberry Pi側をFTPサーバーにする方が簡単です。

そのやり方について、ご紹介します。

vsftpdをインストールする

以下の手順で、vsftpdをインストールします。

vsftpd本体のインストール

ターミナル画面で、以下のコマンドでインストールします。

sudo apt-get install vsftpd

OSの立ち上げ時にvsftpdを起動させる

OSを立ち上げた時にvsftpdも一緒に起動させます。

sudo systemctl enable vsftpd

ファイル書き込み権限を付ける

ファイル書き込み権限を付ける必要があります。「vsftpd.conf」ファイルを修正します。

sudo nano /etc/vsftpd.conf
vsftpd1

「#write_enable=YES」がコメントアウトされているので、#を消して有効にします。

これで、vsftpdの設定が完了しました。

パソコン側の設定

パソコン側のFTPクライアントソフトである「FFFTP」を例に、Raspberry Piのホスト設定を紹介します。

vsftpd2

FFFTPRaspberry Piのホスト設定を行います。ホスト名には、Raspberry PiのIPアドレスを指定してください。

vsftpd3

Raspberry Piに接続します。これで、Raspberry Piとパソコンとの間で相互にファイル転送できるようになりました。

これだけ簡単にRaspberry PiのFTPサーバー化ができるので、まだやっていない方はぜひ設定しましょう。