Raspberry Pi をFTPサーバー化する ~ vsftpdを使う
Raspberry Piとパソコンとの間でファイルのやり取りをする場合、一番簡単なのがFTPでやり取りする方法です。そして、パソコン側をFTPサーバーにするのではなく、Raspberry Pi側をFTPサーバーにする方が簡単です。
そのやり方について、ご紹介します。
Contents
vsftpdをインストールする
以下の手順で、vsftpdをインストールします。
vsftpd本体のインストール
ターミナル画面で、以下のコマンドでインストールします。
sudo apt-get install vsftpd
OSの立ち上げ時にvsftpdを起動させる
OSを立ち上げた時にvsftpdも一緒に起動させます。
sudo systemctl enable vsftpd
ファイル書き込み権限を付ける
ファイル書き込み権限を付ける必要があります。「vsftpd.conf」ファイルを修正します。
sudo nano /etc/vsftpd.conf
「#write_enable=YES」がコメントアウトされているので、#を消して有効にします。
これで、vsftpdの設定が完了しました。
パソコン側の設定
パソコン側のFTPクライアントソフトである「FFFTP」を例に、Raspberry Piのホスト設定を紹介します。
FFFTPにRaspberry Piのホスト設定を行います。ホスト名には、Raspberry PiのIPアドレスを指定してください。
Raspberry Piに接続します。これで、Raspberry Piとパソコンとの間で相互にファイル転送できるようになりました。
これだけ簡単にRaspberry PiのFTPサーバー化ができるので、まだやっていない方はぜひ設定しましょう。